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日栄研磨
2024.08.09

暗峠(くらがりとうげ) 道の日

8月10日は「道の日」です。道路の意義・重要性に対する国民の関心を高めるため、1986(昭和61)年に建設省(現国土交通省)によって制定されました。また制定された1986年と翌1987年には、道の日の制定を記念した「日本の道100選」も選定されています。
暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)は奈良時代に、生駒山地の暗峠を越え、難波と平城京を最短距離で結ぶ道として、奈良街道、伊勢参宮街道の一つとして設置された街道です。江戸時代には脇往還(五街道以外の主要な街道)として整備され、往来も盛んで沿道は郡山藩の本陣や旅籠、茶店が建ち並んでいました。暗峠の頂上付近の路面は江戸時代に郡山藩により敷設された石畳となっています。登坂区間は、狭路に加え急勾配・急カーブで、特に大阪側は東大阪市東豊浦町にある勧成院の海抜100 mから峠の海抜は450 mまで上がり、最大傾斜勾配が31 %は国道随一の急坂と言われています。奈良市三条町から生駒市西畑暗峠までの約13.3キロメートル区間が「日本の道100選」に選ばれています。