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除夜の鐘
除夜の鐘は、日本の仏教寺院で年末年始に行われる年中行事の一つで、12月31日大晦日の夜の深夜0時を挟む時間帯に梵鐘を撞くものです。多くの寺院では108回撞かれます。
起源は中国の宋代の禅宗寺院の習慣とされ、日本では鎌倉時代以降に禅寺でこれに倣い朝夕に鐘が撞かれたものが、室町時代に大晦日から元旦にかけての行事になったといわれます。108回の意味は人間の煩悩の数とする説もありますが、定かではありません。
1927(昭和2)年に、東京・上野の寛永寺からJOAK(NHK放送センターの前身である社団法人東京放送局)のラジオで中継放送されたことがきっかけで、「除夜の鐘」は禅宗寺院以外にも広く定着することになりました。
犬山市では、犬山寂光院、浄誓寺、光陽寺、犬山成田山、願入寺などで一般の参拝者が撞けるようです。詳しくは各寺院に問合せ下さい。