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野田商会
2025.05.27

南海電気鉄道高野線(汐見橋線) 木津川駅

大阪市大正区は都心部に近い位置にありながら、鉄道駅は北端部にあるJR大阪環状線・地下鉄長堀鶴見緑地線の大正駅のみで、区の周囲が河川・海に囲まれたエリアということもあって、陸の孤島と揶揄されます。区内の交通は市バスに依存していますが、区の東側の隣接区浪速区、西成区には南海電気鉄道高野線が南北に走っており、大正区でも地域によっては西成区の木津川駅、津守駅が最寄り駅となります。

野田商会(最寄り駅は大正駅)からも約2kmの木津川駅は、島式ホーム1面2線の地上駅で、遠隔管理を受けた無人駅となっています。高野線ですが、運行は汐見橋駅から岸里玉出駅からの6駅を普通列車のみで上下とも概ね1時間当たり2本、「汐見橋線」と呼ばれています。2019年の1日平均乗降人員は141人で、大阪市の鉄道駅全体で最少です。駅舎の場所が分かりにくいこともあり「大都会の中の秘境駅」と呼ばれています。駅舎は昭和15年(1940)に建てられたもので、以前設置されていたトイレは2023年に閉鎖されています。

Photo by DVMG Nankai Kizugawa Station(2013) / Adapted. Wikipedia