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冷やし中華の日
毎年7月7日は七夕の日ですが、冷やし中華の日でもあります。暦の上で夏の暑さが本格化する「小暑」の時期を選び、1955(平成7)年に冷やし中華の愛好家、料理人らによって制定されました(日本記念日協会に登録)。
冷やし中華の起源には諸説ありますが、1933(昭和8)年、東京・神田神保町の「揚子江菜館」で創作された五色涼拌麺、1937年(昭和12年)に仙台の「龍亭」で販売された「リャンパンメン(涼拌麺)」が原型とされています。
北海道では冷やし中華のことを「冷やしラーメン」と言います(但し東北では「冷やしラーメン」というとスープが冷たいラーメン)。また西日本地方の一部や関西では、冷やし中華を韓国料理の「冷麺」と同じ「冷麺」と呼ぶことがあります。岩手県では盛岡冷麺と区別するため「冷風麺」と呼ばれることもあるそうです。
1975(昭和50)年にはピアニストの山下洋輔、漫画家の赤塚不二夫、小説家の筒井康隆、芸人の坂田明、タモリという錚々たるメンバーが『全国冷し中華愛好会』を立ち上げました。会員は1000名にも上り、1977年には約2000人の若者を集め「第1回冷し中華祭り」が開催されましたが、あまりの問い合わせの多さに、一部メンバーの本業に支障をきたし始めたことを理由に、1979年に活動を終了しています。