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御田植神事
農作業の工程を模擬的に演じ、豊作を祈念する神事として全国各地で田植行事は行われていますが、毎年6月14日に行われる住吉大社の御田植神事は格式を守り、儀式を略さず、華やかで盛大に行われています。
御田植神事は神功皇后が住吉大神の御供田として新田を定められ、長門国(山口県)から植女を召したことに始まるといわれており、 鎌倉時代の記録にも猿楽・田楽など数々の芸能が見られます。神事は神前より授かった早苗が植女から替植女に渡され、御田中央の舞台では神楽女(巫女)8人による「八乙女舞」や、鎧兜で行う風流武者行事、地元の子供達による「田植踊」と続き、田植えが終わる前には「住吉踊」が行われます。
千葉県・香取神宮の香取神宮御田植祭、三重県志摩市・伊雑宮の御田植と併せ、「日本三大御田植」とも言われます。