大阪シティバス株式会社は、大阪Metroの子会社で、路線バス・貸切バスを運行する事業者です。大阪市交通局と大阪交通労働組合が共同出資し、大阪市営バスの運行受託のために設立された外郭団体で、2018年3月に大阪市交通局が廃止される際に、大阪市交通局のバス事業を譲受する受け皿企業となりました。大阪市営バスからの移管路線以外に、自社運行路線として「USJ直行バス」・「IKEA ⇔ 梅田・大正 Express」・「IKEA ⇔ なんばExpress」の3路線があります。

大阪市内を走る路線バスには急行バスが３系統あり、2023年4月14日から新設された15号系統の急行バス（北加賀屋駅←→平林北一丁目）以外の「70急」系統（ドーム前千代崎←→西船町）、「91急」系統（ドーム前千代崎←→鶴町四丁目）はどちらもほぼ大正区を走る鶴町営業所の路線です。

大正区が埋立地で地盤が脆弱であることなどから地下鉄が作られていないこともあり（長堀鶴見緑地線の大正駅から鶴町まで5.5kmの延伸計画は有）、営業所のある鶴町四丁目と大正橋（JR・地下鉄大正駅）との間は昼間でも待たずに乗れるほど終日高頻度で運行されており、特に朝ラッシュ時の大運橋通-大正橋間は、ビックリの1分未満の間隔で運行しています。