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瓢簞山稲荷神社 例大祭(夏まつり)
東大阪市の瓢箪山稲荷神社は、辻占(つじうら)の総本社で、日本三稲荷の一つとも数えられます(諸説あり)。地名は神社裏の6世紀末頃の「瓢箪山古墳」と呼ばれる双円墳からきており、神社の創建は1583年、羽柴秀吉が大坂城築城時に伏見城から「ふくべ稲荷」を勧請したことが由緒、現在の本殿は1866年に建立です。
辻占は夕方に辻(交叉点)に立ち通りすがりの人々が話す言葉による占いで、古くは万葉集にも登場していますが、近くの東高野街道で江戸時代からの風習から、明治時代に宮司が「辻占」を始め、全国に知られるようになりました。今行われている辻占は通行人の言葉ではなく、その人の性別・服装・持物・同行人・進行方向などから吉凶を占うものです。江戸時代に辻で売られたおみくじも辻占と呼ばれ、おみくじを煎餅に入れた辻占菓子が作られフォーチュンクッキーの由緒になっています。
7月17日(月・祝)・18日(火)は例大祭(夏まつり)で、多数の露店で賑わい、茅の輪くぐりや瓢箪山音頭・河内音頭大会などが行われます。